Group: 鶏について
東京烏骨鶏とはどのような鶏ですか?
後藤もみじとはどんな鶏ですか?
初生雛とは何ですか?
孵化したばかりの雛のことです。
養鶏場を経営する時の考え方は様々ありますが、より良い鶏を作る育種や交配は、元となる種鶏の維持や交配に関する専門技術を持ち、雑種強制等を使ってひなを生産する専門業域で、現在、殆どが海外で生産されています。普通、養鶏場ではおこないません。株式会社後藤孵卵場は種鶏を維持し、唯一国産の採卵鶏を生産しています。
卵をあたためると半数はオスが孵化します。雛も幼雛(0日齢〜30日齢)、中雛(30日齢〜60日齢頃)、大雛(60日齢頃〜120日齢頃)があり、成長段階別に育成する分業が行われてきました。技術が特化するなどのよい点がありますが、雛が移動することのリスク等もあります。これまでの経験では、飼育者や環境に慣れにくいなどの面もあります。同一環境で初生雛から育成することは、一貫した理念に基づき経営できるというメリットがあると考えています。
産卵宣言とはどのような行動ですか?毎朝、全ての雌が鳴くのでしょうか?
「産卵宣言」という用語あるのかどうかはわかりません。
産卵直後に「ふー産んだ…」という風に一息ついてから、おもむろに産卵箱から出てきます。そして箱の前で「産んだぞ〜!」という風情で高らかに「こけーーこっこっこっこ」と鳴く鶏がいるので、そう呼んでいます。土間に降りると、ほぼ鳴き止みます。皆がみな鳴くわけではありません。本来、隠れて産む習性があるのに、何故、外敵に産んだとわかるような声をあげるのかが不思議です。経験からのお話です。
鶏はどのくらいで、たまごを生めるようになるのですか?
たまごを生めるようになった鶏を成鶏と言います。鶏の種類(鶏種)や育成時期、飼料の与え方等によって多少異なります。概ね後藤もみじは4ヶ月前後、東京烏骨鶏は5ヶ月前後で初産を開始します。成鶏までの期間は改良により昔と比較して早まっているようです。
日が長くなる時期の成育はゆっくりで、体躯が充実してから産卵を開始しますが、短くなる時期は反対に早まる傾向があるので、初卵が小さくなりがちです。じっくり成長させて体躯の充実を図るように努めています。
参考文献)
新編 養鶏ハンドブック
田先威和夫、山田行雄、森田琢磨、田中克英編著 株式会社養賢堂発行 1993年5月20日 第4版
鶏は1日に何個、たまごを生むのですか?
鶏は、元々の遺伝的形質を利用しながら人間との暮らしの中で卵用、肉用、愛玩用などに改良されてきました。一般的に白色レグホンと呼ばれる鶏に代表される卵用種、ブロイラーと呼ばれる鶏や軍鶏などの肉用種、名古屋コーチンなどの卵肉兼用種等、改良の歴史背景とさまざまな特徴を持った鶏種がいます。それぞれに1羽が1年間に産む卵の総量は異なります。卵用に改良された鶏はその他の鶏種に比べ、多くの卵を産みます。
飼養している環境や飼料、日々の管理等によっても差が出ます。当農場での後藤もみじは、最も産卵している時期で90%超。東京烏骨鶏は概ねその3分の2前後です。
産卵鶏は改良されて沢山たまごを産むというイメージからでしょうか?
「1日に何個たまごを生むの?」と言うご質問をよくいただきます。1羽は1日に1個以上のたまごを生みません。個人的には鶏は動物なのだからと思います。個体差はありますが、一定期間産卵を続けた後に、概ね定期的に休産日があります。生まれた時期等により傾向は異なりますが、産卵開始後、暫くして産卵率はピークを迎え、その後次第に低下していきます。約10か月も経つと半分程度に落ち込み、羽根が抜け替わって翌年の産卵に備えます。
鶏にとっても産卵を続けることは大仕事だと思います。よい卵という結果を出してもらうため、工夫を重ね、環境を整えていくことをめざしています。