鶏日記 鶏舎清掃記

今日は懸案事項だった鶏小屋の掃除をしました。なぜ中々腰があがらなかったのかというと、これがとても重労働だからです。年に約2回程度ということもあり、取りかかるまでになんとなく時間がかかってしまいます。他の仕事も忙しくなり。ということで今回は思い切って友人に声をかけてしまいました。

彼女はほぼ同年代ですが、農業に興味を持っています。

脱サラしたら「鶏を飼うことになるかもしれないから・・・」と言いつつ、手伝いをお願いしました。循環農業に鶏は大切なパートナー。でも今日仕事を終えてつくづく感じたことは、40代に突入して体力が落ちてきたということ。以前は1日で凡そ2区画半を仕上げたのに、二人でやっと2区画の掃除と土入れまででした。彼女も終わって「山登りをしたような感じ」という感想。やることはほとんど土方仕事のようなものです。

1区画17㎡ほどが4区画で一つの鶏舎。すべて土間に平飼いです。以前書いたとおもいますが、土の上に木の枝のチップを敷き詰めています。それが鶏糞と混ざり、すっかりカタチがなくなります。それを運び出してさらに外でチップと混ぜ、堆肥化します。その運び出しが半年に一度、廃鶏に出してから、新しい雛が45日齢になるまでの間にします。お天気もうす曇で風のないときが最適です。砂状になった堆積物を鍬やスコップやレーキなどを使って運び出し、山積みにします。鶏舎の中には重機が入れられないからです。その後に出してしまった分の土を補充。これは乾燥していないのでかなり重く、疲れた体に追い討ちをかけます。

お茶を飲むために一休み。初めての経験だった友人が私の顔を見て笑い出し「そのままドン・ジョバンニの舞台に出れるよ ! と大笑い。そういう彼女の顔も同様なのでした。

それにしてもこの作業があと20年後に出来るものだろうかと、さすがに不安。1人で出来ないというより、1人だと気が滅入る作業だからです。歌を唄いながら共同で野良仕事をしたという昔が良くわかります。鶏糞だらけになって大変なので、サポーターを探すのにも気が引けてしまいます。年に2回のこのときが特に頭痛の種。

そのときどうしよう?

去年の11月、杉並区農業委員会より品評会に出した東京烏骨鶏のたまごで表彰状を頂きました。気がつくと鳥飼いも15年。何とか一人前になりつつあるかなというところで、嬉しい出来事でした。有難うございました。先日は自然卵ネットワークの『自然卵通信』にも寄稿させていただきました。
めげることもありますが、とにかく地道にがんばります。