初生雛とは何ですか?

孵化したばかりの雛のことです。

養鶏場を経営する時の考え方は様々ありますが、より良い鶏を作る育種や交配は、元となる種鶏の維持や交配に関する専門技術を持ち、雑種強制等を使ってひなを生産する専門業域で、現在、殆どが海外で生産されています。普通、養鶏場ではおこないません。株式会社後藤孵卵場は種鶏を維持し、唯一国産の採卵鶏を生産しています。

卵をあたためると半数はオスが孵化します。雛も幼雛(0日齢〜30日齢)、中雛(30日齢〜60日齢頃)、大雛(60日齢頃〜120日齢頃)があり、成長段階別に育成する分業が行われてきました。技術が特化するなどのよい点がありますが、雛が移動することのリスク等もあります。これまでの経験では、飼育者や環境に慣れにくいなどの面もあります。同一環境で初生雛から育成することは、一貫した理念に基づき経営できるというメリットがあると考えています。